9/29(木)

行程

村民の森あいの沢〜阿武隈高地〜仙台市内〜青葉城〜蔵王坊平国設野営場

朝は結構早く目が覚めました。
ここは特に留まる必要も無いところですので、早く撤収して出発したいところでしたが、
あいにくと夜露のすごいところで、テントがだいぶ濡れていましたので、
乾かしてから撤収、出発します。

今日のルートは基本的に北上なのですが、
朝比較的早めの出発で余裕がありそうだったので、
阿武隈高地の中を走るという国道399号線を南下してみました。
もともと、その399号をずーっと南下してからまた国道6号を北上、と言うルートも考えていたのですが、
それは二日掛りになると思われ、少し寄り道のしすぎかなぁ、と取りやめになっていたのです。
で、その国道399号は、九十九折のようなところもありましたが、
全体的になだらかなアップダウンで、なるほどこれが山地でも山脈でもない高地か、と感じたことでした。
それから国道114号にて福島に戻り、国道4号をひた走って仙台を目指しました。

安達太良で寝ていたときに、かなり寒さを感じていて、
今の装備ではこれからキャンプをするのに不十分だと思われたので、
仙台のモンベルショップにて装備の買い足しをするつもりでした。
で、今日の泊まりは蔵王の予定だったのですが、
仙台と蔵王の位置関係があまり把握できていなかったようで・・・
途中白石あたりを通過するときに、蔵王のキャンプ場の案内標識が出てきたりして、
少し違和感があったくらいでした。ま、そのときは気にせず仙台へ。
モンベルショップの位置は、昨日マックにて確認していました。
仙台駅から近くて分かりやすい位置にあり、それはいいのですが、
バイクを停める場所が無い・・・結構いろいろ走り回っていたのですが、
知らない都市ですし、そんな簡単に見つかるわけも無く、
結局、ショップの前の歩道に停めました。
広い歩道でしたので邪魔にはならなかったと思いますが・・・
で、店内に入っていろいろと物色。睡眠時の防寒が最大の懸案事項だったのですが、
現在ヘッドライトを使っている明かりも、もっといい物はないかと思っていました。
懐中電灯、LEDライト、蛍光灯を一台で兼用する物もあったのですが、
スイッチか何かの接触が悪いのか、スイッチを押しても付かなかったり、
付いても少しのショックで消えてしまったりと不安定だったので使っていなかったのです。
で、明かりはランタンを使うとなると現在調理用に使っているのはガスボンベですので、
違う燃料を用意しなければならず、それは避けたいところでした。
ランタンを除くと他に良い方法も特になさそうだったので今回明かりはパス。
睡眠時の防寒は、個人的にはブランケットやシュラフカバーを考えていたのですが、
念のためアドバイスを貰うかと、近くを通りかかった店員のお姉さんに事情を話すと、
「詳しいものを呼んできます」とのことで、男性店員の方が来てくれました。
そしてまた事情を話すと、「シュラフをもう一つ買い足して重ねて使うのが一番安くて効果がある」との事。
いろいろ相談をしつつ、また考えながら、バロウバッグ(というモンベル内での商品名)の3番、
右ジッパーのロングタイプを買いました。
店員さんいわく、「(これまで使っていた)5番と重ねて使えば雪中キャンプでも大丈夫」、と。
その真偽のほどは分かりませんが・・・試したくもありません(笑)
右ジッパーなのは単に左ジッパーの在庫が無かっただけで、
ジッパーを閉めるときのことを考えていただければわかりやすいのですが、
右利きの人間は通常左ジッパーを使用するもののようです。
ロングタイプなのは、重ねて使うんだったら一方が大きい方がいいかな?と言う私の勝手な考えです。
さてこれで防寒はいいとしても、それをどうやって積むか、と言う大問題が残っています。
いろいろ考えて、左右のパニアケースの上に積む、と言うのが良いと思われました。
もともとそこに荷物を積みたいということもあり、
なぜかというと、タンデム時でもパッセンジャーと干渉し無そうだからです。
また、北海道にてBMWだったでしょうか、パニアの上に積んでタンデムしている人がいたのです。
場所はそこで良いとして、方法は以前買って使っていなかったダイソーの荷造りベルトを使うとし、
雨に濡らさないようにするために、防水スタッフバッグと、
あとはガスボンベを買って、今回もまたカードで払いました。
店外へ出て、荷造りをします。その結果はこちら
個人的には「結構安定してるしいい感じかな?」と思いました。

モンベルショップを出ると、せっかく仙台に来たのですから、牛タンでも食べようかと、
ショップに入る前、駐輪場探すついでにお店を探していたのですが無かったようなので、
あきらめていて、青葉城址に向かいました。
最初は場所が良く分からなかったのですが、
というのも城跡で広いと言うのもあり、青葉山公園というのもあったり、
また城跡の一角にある博物館の入り口に城跡の碑が立っていたような・・・
しかし走り回っていると、石垣のすぐそばを通る道路があって、
その先に本丸の跡でしょうか、駐車場がありました。
四輪は時間制で後払いのようでしたが、二輪は先払いで100円でした。
入ってみると、お土産屋と食べ物屋があり、牛タンのお店もあったので入ります。
以前の職場に仙台の人間がいて、「一般的な牛タンとは違い、厚くてうまい」と聞いたことがありましたが、
なるほど普通の焼肉屋で出てくるような薄切りの牛タンとは違って、
見た目はもっと別の肉といっても通用しそうな感じでした。
笹かまぼこもメニューにあったので食べましたが、
これも火であぶってから出してくれるのでしょうか、美味しかったです。
満足して出て、城跡の散策をします。
まずは神社があったのでそちらに参拝。
境内に「英霊顕彰館」という施設があり、「戦艦大和の模型を展示!」とかあって、
別にそれに惹かれたわけではないのですが、入館してみました。
日清日露戦争から、太平洋戦争(館内の説明に従うなら大東亜戦争・・・
太平洋戦争は、戦後GHQ指導の呼称だとか)にいたるまでの、
宮城県人を中心とした歴史の展示がしてありました。
ここでいろいろ書くのも難しい問題が多く、またふさわしくないとも思うので、
やめておきますが・・・結構ここに長居してしまいました。

外に出ると、青葉城の象徴とも言える伊達政宗公の像を見学。
大河ドラマ「独眼竜政宗」は好きでずーっと見ていましたが、
逆に言うと、政宗がここに来たのは戦国時代も晩期のいくさがほば無くなった後ですから、
鎧兜姿の政宗に多少違和感もあるのですが・・・
ちなみにここからは仙台市街が一望できました。
それから同じ広場には島崎藤村の詩碑その説明板)があったり、
土井晩翠の像と、「荒城の月」の碑その説明板)があったりしました。
ちなみに「荒城の月」の作曲者は滝廉太郎で、大分の「岡城」と言う城跡に、
やはり「荒城の月」の碑と「滝廉太郎が幼少の頃ここで遊び、それが原風景となっている」という感じの説明があったのですが、
こちらは特にそういう説明はありませんね(笑)
作詞と作曲だったら作詞者の方が情景伝えるとしたらやりやすいでしょうし、
特に青葉城は「荒城の月」とは関係ないということかもしれません。

さて、三時には青葉城を後にして蔵王のキャンプ場に向かいたいと思っていたのですが、
「英霊顕彰館」に長居したのが響いてそれより遅くなってしまいました。
駐車場でコーヒー飲みながらルートの検討をしていると、
目の悪い方の付き添いのおじいちゃんが、「ほら、○○クン、バイクだよ」と言います。
するとその方が振り返って「触って良いですか?」とのことで、触らせてあげました。
VFRのテールの部分を触りながら「ここが面白い」と言っていたのは感心したというか、
触るだけで良く分かるものだな、と。
アクセルを一回吹かしてみたいとのことで、エンジンを掛けて希望に沿うようにしました。
考えてみれば、こうして旅が出来るのもバイクに乗れるのも健康な肉体のおかげ。
陳腐なセリフですが、両親に感謝しなければならないと言うことでしょう。

ルートは山の中を走る国道457号を南下することにしました。
途中まで国道48号線を西進するのですが、
青葉城からその48号に出るまで、ナビがあるにも関わらず、迷ってしまいます。
何しろ細い道が多く・・・途中から地元の車と原付の後ろを走るようになり、
ついていったら無事48号に出ることが出来ました。
そこから457へ折れ、南下しますが「蔵王って遠いんだ」と言う感じでなかなか着きません。
「蔵王坊平国設野営場」をしばらくのベースキャンプにしようと目指していたのですが、
途中であきらめて、別のキャンプ場にしようかと思ったくらいでした。
しかし、ナビの宿泊地検索で見てみると、距離的にはそんな遠くないことが分かり、
またそこからではどのキャンプ場も大して変わらない距離であったので、
ナビに案内させて、蔵王坊平国設野営場を目指すことにしました。
しかし、そこが「青根温泉」の手前であったのが運のつき・・・
ナビに県道255号線に入るよう指示されたのですが、
この道はツーリングマップルに「悪路」と書かれている酷い道でした。
まぁ、全線舗装は不幸中の幸いと言うべきか・・・
と言ってもナビは「未舗装路回避」でルート案内するよう設定しているのですけどね。
途中、「紅葉台」というところがありますが、紅葉にはまだまだのようでした。
寂しい山中を、行き先のキャンプ場の様子も分からず心細い中走っていたのですが、
すばらしい光景に出会いました。蔵王の夕焼けです。
蔵王の夕焼け
また私が見た景色と写真じゃギャップがあるかな、と・・・・
まぁ普通のデジカメなんである程度しょうがない部分もあると思いますが。
それはさておき、雲海と空の色がとてもよく、
ご覧の通り、日はもう沈んだ後だったのですが、しばらく様子を眺めていました。
それから程なくしてキャンプ場へ到着。
管理人さんは当然おらず、案内を見てみるとキャンプ場内をクロスカントリーのコースが走っているとか。
明日になって管理人さんが来たら聞いて張りなおせばいいか、と
今日は入り口すぐのところに張って寝ました。

本日の走行距離

242.9km

本日の宿

蔵王坊平国設野営場

本日の家計簿

自販機コーヒー120円
ローソン朝食466円
モンベルショップシュラフ、スタッフバッグ、ガスボンベ(カード払い)16,670円
青葉城内駐車場駐車料金100円
伊達の牛たん本舗牛たん定食(1.5人前)笹かまぼこ2,485円
英霊顕彰館入館料200円
青葉城内自販機コーヒー120円


9/28へ戻る 目次へ戻る 9/30へ進む