12/5(月)

行程

西の海オートキャンプ場〜富岳風穴〜西の海オートキャンプ場〜金時公園〜バイク宿あじさい苑

朝は7時半くらいに目が覚めました。
昨日チェックしていたところでは、バスの始発便は9:39です。
さすがにテントの中も冷えており、シュラフの中でしばしゆっくり。
冬の朝、布団から出たくないと言うのと全く同じです。
しばらくしてからシュラフを抜け出して準備しつつ、
コーヒーでも飲むかぁ、と思って水を汲みに行くと、蛇口が回らない・・・
へ?と思いましたが、「ああ、凍結してるのかな?」と。
他の蛇口を試してみるとそこは回り、それでもしばらくは少ししか出なかったのですが、
そのままにしておくと勢いよく出るようになりました。
結構風も強く、そこらにあったブロックで壁を作ったのですが、
それでもなかなか沸騰してくれませんでした。
自販機で飲み物買わず、苦労して湯を沸かしているのは、
買いに行ったんだけど、小銭がなく千円札も受け付けてくれなかったからです(笑)
温かい飲み物を飲むとさすがに暖まりました。
メットとグローブを持ってバス停まで行きます。

バスを待っている間に、西湖(さいこ)の様子を撮影。
ついでに、右手に見える山の様子。
ご覧のように、天気はすっかり良くなり、路面も完全に乾いていました。
しかし時々往来する車が、左手にある日陰のコーナーのあたりで、
明らかに氷を踏んでいるような音を立てていました・・・
そこの路面状況を見に行こうかな?とも思ったのですが、
バスに乗れば分かることだし、そのまま待ちます。
待ってる間に左手の山から太陽が顔を出し、日が差し始めました。
ちなみにバスはなかなか来ず、「運休じゃあるまいな?」と思うくらい待って、
やっと来ると言う有様でした。
普通のバスではなくて、観光用のレトロなボンネットバスです。
タイヤにチェーンを巻いていました。
乗るときに「どちらまで?」と聞かれて「風穴まで」と答えましたが、
すると運転手さんが無線にてその区間の料金の問い合わせをしていました。
あまり、乗る人もいないのでしょうか。
しばらくして返事が返ってきたみたいで、
「350円だそうです・・・ちょっと高いですけどね」との事。
「ホントだよ!」と口には出しませんでしたが突っ込みます(笑)
4kmでその料金って・・・と言うのもありますが、
観光用の、乗る人も少なそうなルートだからしょうがないのかな。

バスに乗りながら路面の状況を見ていると、どうも無理っぽい感じでした。
いろいろパターンを考えつつバスに揺られます。
バスは西湖こうもり穴を経由。
その景色を見て、「ああ、ここも以前彼女と来たことあるな」と。
ネイチャーガイドみたいな人が、「忘れ物取りに」と降りていったのですが、
運転手さんも「ここトイレありますよね、ちょっとすみません」と言って下車。
親切そうな運転手さんでしたが、かなり大らかなところもあるようです。
それからバスは風穴に向けて樹海の中を走りますが、
路面は白っぽく、どうやら完全に無理みたいでした。
とりあえず予定通り、「富岳風穴」で下車。
「帰りのことも考えたらフリーパスの方が安い」とか、
バス停の場所とか説明されましたが、
ちゃんとVFRで走れて、バスはもう利用しないと言うのが理想であることは言うまでもありません。

国道の路面は全く問題なさそうでした。
ロックをはずしたり、ジャケットのファスナーを閉めたりしていると、
一台車がやってきて「すみません、今バスで来られましたよね?
西湖まで路面はどんな感じでした?」と聞かれました。
習志野ナンバーのカップルでしたが、路面はずっと凍結してるっぽいと説明。
私も、このバイクで戻らないといけないんだけど、
もう一つの西湖までの県道が、ナンバーが若いし、
交通量も多そうだし、こっちよりは大丈夫かも・・・
見てないから分からないけど、と説明。
お礼を言われてその車は国道をそっちの県道の方に行ったようです。
私も準備終わったら慎重にVFRを出して、そちらに向かって走り始めました。

有名な青木ヶ原樹海の中、国道は融雪剤でも撒かれたのでしょうか、
ドライと言うわけではありませんが、雪もなく凍ってもいないようです。
で、その県道の入り口まで来たのですが・・・
どうやらこっちも無理なようでした(^^;)
さっきの車はどうしたかな、と思いつつ・・・入っていく車もありましたが。
私はもう少し国道を進み、路面の確認をしつつ考えます。
国道はもう完全に大丈夫で、とりあえず河口湖の方から周ってみようと決め、
精進湖のパーキングエリアで転回して、国道を走って行きます。
途中、融雪施設がある区間があり、そこは明らかに完全ドライ。
「全部こんなんだったらいいのに」と・・・
普通の道路とどれだけ敷設費用が違うのかな?とか思ったりしました。

河口湖の近くまで来て、南岸より北岸の方が日が当たっていて良さそうだと思ったものの、
とりあえず、と思ってそちらの方が手前と言うこともあり、南岸を走る道路へと進入。
途中、一部凍結している(建物の影とか)箇所もあったものの、
さほど問題なく進めましたが・・・道の駅を過ぎたあたりで一面凍結と言う感じになりました。
VFRを降りて、路面状況の確認をしていると、
車の後部座席のおばちゃんが笑いながら通り過ぎてゆく・・・
状況が状況だけに「人の苦労を笑ってんじゃねぇよ!」と(^^;)
で、そこは無理だったので、引き返して北岸を走る道路へ。
こちらは最初考えたとおり、日が当たるせいかあまり凍結はありませんでした。
河口湖から西湖に上がる道が、かなりの急勾配で一番のネックだったのですが、
そこも大して問題ありませんでした。
そんなこんなで無事キャンプ場まで帰還できました(^^)

飲み物買ってとりあえず休憩していると、
管理のおばちゃんが出てきて「大変でしたねぇ、雪で」と声を掛けられます。
返事をしつつ「遅くなりましたけど、今から撤収して出発しますから」と言うと、
「構いませんよ」とのことでした。
しばらく天気のいい日が続きそうだったので、
路面のことも考えるともう一泊と言う手もあったのでしょうが、
出発したばかりでそれはな・・・と言うのも大きく。
ちなみにキャンプ場の写真で奥に大きな屋根みたいなものがありますが、
その下にテントを張っていないのは、最初管理のおばちゃんがいなくて、
そこに張っていいかどうか聞けなかったのと、電源の位置関係によります。
で、撤収をして出発。午後一時過ぎくらいでした。

キャンプ場から出てすぐの道路がまたかなり凍結しており・・・
「あれ?これって通ってきた道だよな」と思って対向車線を見ると、
そちらはあまり凍結していないようで、失敗したぁ〜、と。
路面が右から左に、つまり湖面の方へ少し傾斜しており、
荷物満載なこともありゆっくり足を突いて進んでいたのですが、
フロントが勝手に左側の方へ流れていきます。
こうなると、車道の凍結しているところより、
路側帯の雪が残っているところの方がマシかなとも思えてそちらへ。
ガードレールとケースが接触しないように、スリップも注意しながら進み、
なんとかかんとかそこは抜けることが出来ました。
すると後はもう問題なしでした。

今日は晴れですので、富士山がきれいに見えます。
さすが「日本一の山」だなぁ、と感動。
河口湖湖畔にてVFRを停めて、富士山を撮影
それから、富士吉田のコンビニにてご飯を食べました。
東京で友人と火曜日に会おうと言う話になっていたので、
それを踏まえて、今日は小田原の北、松田町と言うところにあるライダーハウス、
明日の晩は東京のユースホステルに泊まることにし、それぞれ予約のTELを入れます。
それから、そのライダーハウスに向かって移動開始。
最初は、富士山の西から「大沢崩れ」を見たく、
また東の篭坂峠は標高1104mですが、西の朝霧高原は978mということもあり、
国道139号の西回りが有力だったのですが、
「大沢崩れ」を見る機会はまたあるでしょうし、
この国道の様子だと標高の少しの違いはさほど問題ではないと思われたので、
今日はより近いルートである国道138号を通ることにしました。
雪で車が国道に集中しているためか結構な込み具合で、
また工事中の片側交互通行区間が3箇所ぐらいあって、
そこの路面は舗装がいい加減で走りにくかったのですが、
幸いもっとも恐れる凍結はしていないようでした。
山中湖の湖畔を通り、国道413号との交差点で湖畔から離れると登りになります。
そこから篭坂峠まではすぐでしたが、全く問題ありませんでした。
富士山を右手に見ながら走り・・・
当たり前ですが山と言うのは見る方角によって表情が違うわけで、
東から見る富士山は中腹にこぶのような山がありました。
書きながら確認すると、宝永山という山かもしれません。
そして国道246号線へ入ります。

国道246号をしばらく走り、時間の余裕が少しありそうだったので、
金太郎が生まれたと言う「金時公園」へ寄ってみました。
広場はゲートボール場か何かでしょうか、左手にプールがあり、
奥のほうに「金時神社」がありました。
神社の左手に、金太郎の産湯であると言う「ちょろり七滝」、
手前の方にオールアルミ製だという「金太郎大まさかり」。
こんなん人間が使えるんかいな?と言うくらいの大きさです。
この公園は昭和十年開園で、往時は近郷の小学生たちの寄付により鉄製の大まさかりがあったらしいのですが、
太平洋戦争時に供出され、のち昭和五十六年、三菱金属より寄贈されたものだとか。
滝はその名の通り、ほんの少しの流量しかありませんでした。

そしてまた国道へと戻ります。
盛土の上を国道が走っているのですが、
取り付け道路がえらい急勾配の急カーブでした。
それから国道246号線も・・・ちょっと走ると神奈川県なのですが、
結構な山の中を、無理やり通しているような国道で、
片側二車線の割にはカーブが急だったり、車線が急に減ったり。
ゆとりのない設計であるように見え、さすが首都圏だと思ったのでした。
目指す宿は「0円マップ」に記載があったもの。
場所の表示がかなりアバウトなのですが、
とりあえずあてになるのはそのアバウトな表記のみ。
ツーリングマップルと照らし合わせて、
この道だろうと思われる県道710号線に入ります。
入った所から上り坂になり・・・こちらもカーブが急な道路でした。
そこを延々と走ります。
神奈川と言う都会的なイメージの県にはあまり似合わない山の中。
それでも人家や往来する車両がそれなりにあるのはさすがです。
ずーっと道なりに県道を走ってもまだ着かず。
看板も何もないので少し不安になり、途中の郵便局にてお金を下ろしたついでに
予約した番号へTELしましたが誰も出ず。
しょうがないのでそのまま進んでいくと、道端に看板がありました。
少し様子を伺うと、こちらの県道からは入れない様だったので、
引き返して脇道に入るとそこが入り口でした。

家が奥まで三軒くらい並んでおり、手前がオーナーの家、
奥二つを宿として使っているようです。
真ん中の家の軒下に、ZX-12RとCRM250。オーナーのものだそうで。
上がってちょっとすると、オーナーに酒を振舞われました(笑)
「地元の酒がいいよね」との事で、「酒匂川」と言う少し甘口のお酒。
「酒匂川」というのは小田原市内を流れる一級河川だそうです。
それがあくと、「これ飲んでみて」とお茶酒といえばいいのか・・・
ホワイトリカーにお茶の葉をつけた物。
うーん・・・どうでしょう・・・(^^;)
お茶の苦味が結構感じられましたが、思い出すと少し癖になる味かも知れません(笑)
オーナーは細菌学に詳しいんだそうで、お茶も好きなので日本初だと思って作ってみたものの、
静岡に同じようなものが既にあるんだそうです。
で、オーナーといろいろ話をしつつ、お風呂入って上がってくると、
「風呂上りのビールを」との事でビールまでご馳走になり、
最初は「自炊するつもり」と言っていたのですが、酒飲んでめんどくさくなったので、
「今日はもう食わないです」と言ったらカップラーメンまで貰い、
雪中キャンプの話をすると「今日は布団使っていいよ」との事で、
布団まで使わせて貰いました。感謝。
何でも昔は普通に民宿やっていたのが客が来ないので、
バイク宿にしてみたところ更に客が減ったとか。
それでも少しの間で日本一周旅人は私で4人目くらいだそうです。
ちなみに、「0円マップの編集スタッフって泊まりに来たんですか?」と聞いてみたところ、
来てない、こっちが来てとお願いしても来ないんだとか(笑)
そんなこんなでオーナーは先に寝に帰り、
私も貰ったカップうどんを食べてから寝たのでした。

本日の走行距離

119.7km

本日の宿

バイク宿あじさい苑

本日の家計簿

富士急レトロバス運賃350円
キャンプ場近く自販機レモンティー130円
セブンイレブンブランチ587円


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